「優れた画家が、美を描いたことはない。優れた詩人が、美を歌ったことはない。 それは描くものではなく、歌ひ得るものでもない。 美とはそれを観た者の発見である。創作である。」 青山二郎
この言葉がJIBITA(二美探)の原点。 「二」郎の目を持って「美」しいものを「探」し発信する。 これを自身の使命とし、陶芸の視点から社会に貢献していく。 それが「JIBITA」です。
やきもの・アート JIBITA
代表 熊谷信力(くまがいのぶちか)
―独立し「JIBITA」を設立―
家業で修行中は、主に全国の百貨店内に於ける美術画廊にて、萩焼、お茶道具、近現代工芸の企画販売を行ってきました。
多くの御協力者のお陰もあり、一流の名工・名品に直接触れながら勉強・販売させて頂けた事が私の大きな財産となっています。
その後、5年間ほど他所の釜の飯を食わせて頂き、大好きな陶芸で独立すべく2013年7月に「JIBITA」を立ち上げました。
今は私と妻と二人で切り盛りしておりますが、早く一緒に「JIBITA」を盛り上げてくれる仲間ともたくさん出逢いたい、そう思っています。
―事業コンセプトー
一番、重要視しているのは社会貢献です。とは言ううものの私にできる事は陶芸に関する事だけです。私が一番得意とする陶芸の視点から、業界及び地域社会へ貢献度の高い仕事をしていきたい。そう考え実行しています。
―常に変化します―
「JIBITA」は萩焼はもちろんの事、全国の名工から無名の作家まで私が魅力を感じた作品を多数、扱っています。よって全てをレイアウトする事は難しい為、定期的にレイアウトや作品構成を変更しています。 また、作家の個展やイベントを行う際にも店内の表情は変わります。
「いつ行っても変化があり新鮮。」
そんな店づくりを心掛けています。
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―「JIBITA」のおもてなし―
一般的なイメージとして画廊やギャラリーのイメージは、
「高級なものしか置いていない」 「スタッフ視線が冷たそう」 「入り辛い」
そんなところでしょうか? しかし「JIBITA」は違います。
なぜなら私も妻も「人」が好き。 そしてお客様と楽しく色んなお話をするのが大好きです。 そんなお店ですので、焼物が好きな方もそうでない方もお気軽にお立ち寄り頂けますと嬉しいです。 これからも多くの皆様とお会いできる事がとても楽しみです。
―バリアフリー
店舗入り口並びに店内はバリアフリーとなっています。 また店内の導線も広く、車椅子での移動が楽に行えます。棚の高さは目線の位置、そしてカウンターの高さも十分あり、テーブル下部へ車椅子のまま足を入れられます。
これまでの陶芸市場は,
「その価値が分かる人の為だけに存在した」
そんな印象を感じます。
一部の人にとっての嗜好品、そんなイメージです。
そのイメージの下に陶芸業界そのものも高付加価値化を行ってきた傾向があり、それが陶芸に対してとても高価なイメージを作り上げた、そう思います。
しかし現状の陶芸市場はそのイメージに反してとても手に入れやすい価格帯となり、色や造形も生活に取り入れたくなる魅力的な器が多いです。
その意味では現代の陶芸は、最早一部の方の為の嗜好品という枠から離れ、とても一般的な立ち位置を確立しております。
無論、それらの中身は玉石混合ですがJIBITAとしては先ず作品から入り、それからその作家の姿勢や知識、考え方等々を考慮した後に取引を始め、ようやくお客様へのお披露目を致しております。つまり、JIBITAで皆様が御覧になられる作品はすべてその様な魅力的な作家が作ったものであると言えるのです。
そしてその様な作家の皆様とJIBITAがめざすもの、
それは
「陶芸の普及」。
そしてそれに伴う
「文化的資質の向上」です。
例えば、食事は毎日の事です。
そしてその食事は「文化」、器も「文化」です。毎日の事だからこそ、食卓に一皿だけでも美しい手作りの器を使う事で、私たちは文化的資質を上げられます。
現代はとても気忙しく混沌とした時代です。
「器に気を遣うそんな余裕は無い」
という声も聞こえてきそうですが、それでも食事だけは毎日します。
せっかくならその時間は「満腹にするだけの行為」としてではなく、「食事という文化的な行為」に変換できれば、私たちはそこから素晴らしい副産物を手に入れられます。
JIBITAは皆様に陶芸、器を御提案しながらその様なストーリー作りのお手伝いを行って参りたいと存じております。
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